ハーレーの新車購入から３年が経ち、初めての車検を受けることになりました。
前々から高い高いと聞いていたので、色々自分でやれることは無いかを調べたのですが、結局一番高いディーラー車検を受けることにしました。
初めて車検を受ける方やこれから購入を考えている方の参考になればと思います。
１．そもそもバイクの車検とは
以前購入したバイクは、ハーレーのXL1200Xという機種でいわゆるフォーティエイトと呼ばれる大型バイクになります。
排気量が250ccを超えるバイクは、初回登録（新車購入時）から３年、以降２年おきに車検を受けることが義務付けられています。
私の場合は車検の連絡が事前に来る前に気がついたのですが、ひょっとすると連絡はこないのかもしれません。車検証には有効期限が記載されており、有効期限の４５日前から車検を受けることが可能です。
２．車検には ディーラー、ユーザ、バイクショップで受ける。
バイク車検するには主に以下の３つの方法（費用の高い順）があります。
・ディーラー車検（車検代行） ：１０万～２０万円
・バイクショップ車検（車検代行）：５−１０万円
・ユーザー車検 ：２～３万円
ディーラー車検が一番高いのですが、安心感があるので初めての車検はディーラーに頼むケースが多いようです。
カスタムショップやバイクショップなどでも車検代行してもらうことが可能で、ディーラーより代行工賃を低く抑えられるのでこちらのほうが一般的かと思います。ショップによっては、走行距離も少なくノーマルのバイクは何のチェックもせずにそのまま車検場に持って、後で整備指摘が直ってない等の通達がくるケースもあり、ショップとの信頼関係がないとトラブルのもとなので、初めての車検候補からは除外しました。
一番安いのはユーザー車検で、車検代が法定費用のみの２～３万円で済みますが、仮に整備が必要と判断された場合は消耗部品の交換やパーツ代が別に掛かり、再審査が必要となります。また自分で車検書類を用意したり、車検場に持っていく必要があるので、なかなか時間の都合がつかないので難しいです。
３．ディーラー車検が良い理由
費用面で見ると圧倒的に高いディーラーですが、保証面を考えると最初の車検はディーラーに頼むのが良いと思います。
正規ディーラーでハーレー新車を購入すると３年間の車体保証が付きます。なので、仮に部品不良が見つかった場合は保証交換してくれます。昔ラジエーター等の電気系が故障していたときは２回無料交換してもらいましたが、保証外なら部品だけで数万円（インフレ・円安の影響でもっとするかも）掛かっていたところでした。
３年間保証の適用条件は
・法令及びメーカーの指定する点検（定期点検である、初回点検・１２ヶ月・２４ヶ月点検）・整備を実施すること。
→これは、ディーラーから定期点検前に案内がくるので基本的には大丈夫
・改造車となる部品などを使用しないこと
→純正品以外の部品を取り付けて走行した場合は対象にはなりません。新車購入時にディーラー側で初回の車検登録しているので、車体諸元（幅・高さ・二人乗り用など使用目的）が登録されている車検証と異なる状態であった場合はNGです。
マフラー交換やインジェクションチューニングしていた場合は、純正マフラーや元の燃調を保管しておき、ディーラーさんに元に戻してもらってから整備してもらうのが必須となります。（当然別途工賃が掛かります）
ディーラー以外で車検を受けて、部品交換が必要となった場合はとんでもない費用を請求される可能性が高いので、保険の意味でも最初はディーラーに頼むのがベストかと思います。
ちなみにオイル系は無料交換してもらえます。
４．見積の内訳
実際にディーラーで車検見積もりをとってもらった結果、
①法定費用（１．５万円）
重量税（３８００円）、自賠責保険料（９８７０円）、印紙税（１７００円）という構成で、本当は年数によって多少上振れするが２万円あればお釣りがきます。
ユーザー車検で受ける方はこれだけしか掛かりません。
②車検代行費用（８万円）
車検を本人の代わりに受けてもらうための手数料になります。ディーラー高！！
一般的なショップだと１−２万円が相場のようなので、次回以降はショップに頼もうかな。
③整備費用（２万円）
・基本的な点検項目をチェックしてもらうための工賃になります。
（消耗品であるオイル交換は無料）
これで合計１１．５万円というのが見積もり実績でした。当然パーツ交換が必要ならその分の工賃が発生します。
フォーティエイト（XL1200X）はハーレーの中でも小さい部類ですが、ソフテイルやツーリングなどグレードによっては大きく変わりそうです。
ディーラーにバイクを出してから一週間程度で車検完了しますが、ディーラーには２週間前には事前連絡して予約してもらったほうが良いですね。
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