こんばんわ、OGTです。
月曜や連休明けが嫌で嫌でしょうがない時ってありますよね。
”お前だけじゃない!甘えるな!”と言われても、本当に病んでくると眠れないし、体調崩すし、どんどん塞ぎ込むようになります。なぜか仕事で怒られると人格が否定された気分になるのでしょうか?
反論しようが無い正論で責められ、思考が止まってしまう感覚を何度も味わってきたので、気持ちがわかります。もう今日、明日からでもこの悩みから開放されたいと強く願うから、即効性のありそうな本はいまだに良く売れてますね。私もあの手この手を使って、自分が楽になる方法を考えてきました。
若い頃は金融システム開発のプロジェクトを渡り歩いてきましたが、同じ金融系でも銀行系と信販系は違うし・公共と民間でも大きく職場文化が変わり、相当気苦労してきました。たくさん失敗したし、ある程度うまくいったこともあるし、何よりいまは窮地に陥っても客観的に考えられるようになったので、メンタルが落ちることはなくなってきました。
いま仕事が辛くて会社を辞めたいと考えている方に読んでもらえたら嬉しいです。
何があなたを苦しめているのか
自分の悩みを説明できても、その原因を言語化するのは難しくないですか?
昔、毎回上司から仕事に口をはさまれて、配置換えしてもらった女の子がいました。そこでも同じことが起こってて、結局その子に原因があったのではないかという話になりました。元の上司も親切心から指導していたつもりだったんでしょうね。
因果と相関は違うってことです。
因果というのは原因と結果のように2つの事柄が直接結びついていることで、相関は関係がありそうだけども直接結びついてはいないねということです。
”アイスクリームが売れると溺死者が増える” という有名な統計データがアメリカにあって、本当にそういうデータがあったようです。ただ、これが因果と思う人はいないですよね。気温が上がるからアイスクリームが売れるし、気温が上がるから海で泳ぐ人が増えます。それだけです。
ただ、中には”アイスクリームを売るな”っていう人がいるんです。今年はコロナだったので、こういう相関と因果をごっちゃにした人ってたくさんいませんでした?コロナ警察もそうですよね。
こんな感じで悩みの原因を特定するのってとても難しい作業なんですが、早くなんとかなりたいので因果ではなく相関のありそうなものを原因って考える人が多いです。
原因を見つけたら、”それを取り除く” か ”受け入れるか” をしないといけないので、対処を間違えないためには本当に悩みの原因なのかを見極める必要があります。
苦しみのもとをどうやって見つけるのか
ちょっと前までTwitterで”職場ガチャ”・”上司ガチャ”というワードがバズりました。うまいこというなぁと、まったくその通りだと思います。
職場に話しにくい人や生理的に受け付けない人っていませんか? 高校・大学時代には近づきもしなかった人ってなぜか社会に出ると必ずいるんです。しかも自分のコミュニティに。。
こうなってくると、そういう人は居るという前提で考えないと次のガチャを引くまで耐えるしかなくなるんですよね。そう考えると少し冷静に考えられるようになりました。
ちょうど30歳くらいに初めて事業部を転属することになったのですが、配属先が非常に閉鎖的で”余所者が来た”みたいなアウェー感がありましたね。年齢もそこそこいってたので、こんなことも出来なの?みたいなマウントの取り方されましたね。
前の上司はドラえもんの似顔絵描きながら私の報告聞いてた日にゃぁ、鼻骨折ってやろうかと思うくらいハラワタ煮えくり返りました。若い時は逆にエネルギーになるからいいかも知れませんが、渦中にいる人にとってはたまったもんじゃないですね。
個性ではなく機能として捉える。
おおざっぱに捉えると、悩みの原因って人間関係だったりしますが、嫌な態度や振る舞いをしてくることを ”そういう個性” ではなく、”そういう機能” と考えるようにしてます。擬人化の逆で冷蔵庫やテレビみたいにマシンとして捉えるようにしてました。
機能として捉えると何がいいかというと、”ボタンを押すとテレビが付く” みたいに原因と結果が明確なところです。人間はテレビみたいに簡単では無いので、ここで観察しないといけないことになります。
例えば、上司から過剰に怒られたときって、”なぜこんなに怒るんだろう、こうしている時間が勿体なくない?”って思って観察していると、段々理由が分かってきます。
- ”俺はそんなに怒ってはいないが、怒らないといけない雰囲気だ”
- ”こんなことしやがって、俺は上司にどう説明すりゃいいんだ”
- ”本当にお前が嫌いだ。理由はない”
ケース1(権威型)の対処法
他にもあると思いますが、だいたいこんな感じです。1の人は気が弱いので相手が課長だったら部長、部長だったら事業部長と一個飛び越えて調整しておくと、途端にボリュームダウンします。まぁいきなりそれは難しいので、別のブログで書きますね。
ケース2(自尊心型)の対処法
個人的にはケース2が一番多いと思います。上司だけでなくてクライアント様でも多かったですね。
ケース2の人って、自分が正しいと思っている人が多くて、自分の考えから外れた回答すると烈火の如く責め立てます。こういう人に対して分かってもらえるように”説得する”とか”説得する”とか考えているからいつまで経っても終わらないんです。大体、”説得させる・納得させる”という考え方自体が横柄だと思いませんか?
こういう人たちには、さも”自分が導いた結論である”かのようにするのが重要です。なので、基本的には1から10まで喋らなくていいです。あなたが最終的に落としたい結論があった時に、その結論に向けた重要なキーワードを決めます。そしてそのキーワードを会話のところどころに配置していきます。
これかなり有効です。慣れてくると相手の思考をコントロールした気分になって面白いですよ。
昔、松本人志さんが”面白い人の見抜き方”というのを話されていて、”桃太郎の紙芝居も、5枚しかフリップ使えなかったらどのシーンを選ぶ?” と仰ってて、流石だなと感銘を受けました。結論同じでもどのシーン・どのキーワードを辿らせるか?でセンスを問われます。
ケース3(感情型)の対処法
本当にこういう人は居ませんでした。こんなのいたら逆に反対派でスクラム組みやすい気はしますので、私はあまり怖いとは思いません。
本当に怖い人は黙ってクビ切るので(笑)
自分はどうなんだろうか?
もっとも、こんな分析できたのは何ヶ月・何年もかけて乗り越えてこれたからであって、明日・明後日解決できるものではありません。
当時は同期に誘われて怪しい自己啓発セミナー行ったり、英会話スクールで別のコミュニティ探したりとかなり瞑想してました。喧嘩で負けてるのに将棋で勝とうするようなものですから。
乗り越えたときってどこで変わったのか覚えていませんが、意識して継続したことは、
仕事の型を作る
タイトルが唐突かもしれませんが、メンタルが弱ってくると余計なことに頭が回ってきます。
- 書き上げたメールを何度も読み返す
- 聞きたい事があるのに、声かけるのを躊躇う
- 人の言うことをそのまま鵜呑みにする
普通にしていたらできることが、できなくなってしまう状態に陥ることって本当に多いです。
朝起きて、歯を磨いて、トーストを焼いて、髪型をセットするという流れには余計な思考が入らないので、本当はルーティンワーク化するのが理想的です。ですが、会社の仕事はそんなに単純な作業ではないので、思考をフレームワーク化するということで代替してきました。
思考をフレームワーク化するということは、余計な邪念を入れないことです。
例えば、計画書を策定するとき重要なのは”漏れが無いこと”です。実は漏れって見つけにくいし、見つかりにくいんです。ただ、こういう考え方で漏れが無いと判断したという根拠が無いと、一番叩かれます。
こういうとき思考のフレームワークって、必要だなと思った作業を上げていって、それが大きな分類で整理すると何かをイメージします(汎化)。で、その汎化した作業グループ同士を連結させて、文章が上手く流れるかを検証します。また、汎化した作業グループの対義語が無いかを探してみます。
こうやってどんな仕事でも同じ思考でこなすことで、邪念の入り込む余地を最小化するのが仕事の型を作ることです。
困っている人を手伝う
昔は本当に自信と自意識が過剰で、どんな困難でも自力でなんとか解決すると勘違いしてました。これってギャンブルで自分に一点張りしているのと同じです。自分がしくじってしまった時にサポートしてくれたり、バックアップしてくれるのはあなたの仲間です。
できれは自分とは違う担当・部門で困っている人がいれば手伝った方がいいです。人を紹介する・仕事を手伝う・悩みを聞いてあげる そういう態度って意外と人は見てたりします。結果的に周りからの評判は上がって来ます。まぁ正直恩が返ってくると思わない方がいいです(笑)。修行です。
まとめ
職場の問題とダイエットは最も取り扱われることが多いテーマだと思います。いろんな人がいろんな解決策を提示しますが、このテーマが消えることは無さそうです。
ほとんどの人は行動しないというのもありますが、万人に効く薬があるかのように語られるのも問題だと思ってます。そんなものあれば誰も苦労しません。
本日は、私の経験からお伝えできることをお話しました。
- たいがい悩みの原因を見誤ってる
- 客観的に観察しないと原因は見えてこない。
- 原因はひとそれぞれ、対処もそれぞれ
- 人に左右されない型を作って、仲間を増やす
実際に行動を起こせば世界は変わります。今日のブログが少しでもお役に立てれば嬉しいです。
それではまた
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