【映画レビュー】ゾンビーバー(2014米)

映画

総評: ⭐⭐⭐ (3点/5点満点)

完全にコメディ映画で個人的には好き。どうしても85分時間を潰さないといけない時に良い映画。

あらすじ

とあるアメリカの片田舎で、汚染廃棄物を積んだ一台のトラックは野生の鹿をはねてしまい、積荷の容器が湖にドボンと落としてしまいます。

ちょうど湖近くのコテージに、女子大生3人が週末を過ごすために訪れ、一晩中他愛もない話で盛り上がりますが、彼氏や男友達が突然押しかけ、セックスや酒で大混乱。

そんな中、一人の女の子がバスタブで凶暴なビーバーを発見。男友達にバットで撲殺してもらいましたが、翌朝になると捨てたはずのビーバーがいない!しかも血の跡から逃げた形跡が。。。果たして復讐のビーバーから彼らはは逃げ切れるのか?

なぜビーバーなのか?

パッケージでもわかるように、汚染廃棄物によってゾンビになったビーバーということでゾンビーバー。このゾンビーバーが子犬くらいのサイズで、まったく怖くないんです。しかもリアルに見せる気がないのか、動きも固いし作り物というのがバレバレです。

普通のゾンビ映画ではない

ゾンビ映画で毎度おなじみの死亡フラグというものがありますが、毎回きれいに裏切ってくれます。一応、ゾンビ映画のルールとして”噛まれたらゾンビになる”という最低限の約束事は守っていますが、”なんでこのタイミングで?” がたくさん盛り込まれています。

特に終盤まで主人公っぽい金髪女子がゾンビーバー化したときは大爆笑です。ゾンビよりビーバーが勝ってしまって、出っ歯むき出しですから(笑)

こんな感じでホラー感という前フリが効いてるだけに、”なんじゃそれ?”って笑えるシーンが結構あります。この映画の制作陣は『ハングオーバー』も手掛けていたんですね。どうりで。。

この映画の楽しみ方

”いやいや!血が出すぎだから!”とか”足ちぎられてるのにどんだけ歩かせるんだよ!!”とか、撮影現場はキャッキャ言いながら撮ってたんでしょうね。

正直、この映画に内容は無いです。それより”このシーンはどんな感じで撮影してたのかな”と想像する方が楽しいと思いますよ。私も明日には映画の内容は忘れてると思います(笑)

この映画で有名なのはエンドロールに流れるエンディングテーマ曲ですね。”ゾンビーバー♪ゾンビーバー♪”と軽快に流れる曲がフランク・シナトラっぽくてSNSでも人気ですね。一度聞いてみる価値はあります。

まとめ

ゾンビ映画に抵抗がある人でも楽しめますが、期待して観るような映画ではないかも。

どちらかと言うと”このシーンの後にどんな会話したんだろう?”とか撮影裏を想像しながら観る映画なので、観る人の協力が必要な映画ですね(笑)ホラーはホラーなんだけども、ところどころに違和感があって本編に没頭できないというのが最大の魅力です。

いやぁ楽しかった!ゾンビ映画は敬遠してましたが、見方がわかると他のホラー映画も観たくなってきました。

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