新型コロナウイルスによりリモートワークが進み、一気に副業する人口が増えた気がします。
最近では、”ハンドメイド”のように自分で商品を売りたいという個人事業主も増えましたが、店舗を構えるとなるとカード決済しなければいけません。
そんななか、Square Terminalというプリンタ機能付きの決済端末を見つけたので、口コミ情報から製品情報、実際の手続きまでを紹介していきたいと思います。
※この記事には一部PRが含まれます
1.Squareの魅力
前回のブログで決済代行会社Stripeを紹介しましたが、Squareは特にリアル店舗を対象としたサービスです。特に個人事業主へSquareをオススメする理由がいくつかあります。
(1)審査が早く、すぐに導入できる
Airペイや楽天ペイで落ちた方でも、Squareに申し込んだら審査に通ったという口コミもあります。
コミケやフリマに出品する個人事業主でも審査が通ります。
TABF用に前から気になっていたsquare申し込んだんだけど、審査は簡単、翌日には承認降りた。(法人ではなく個人事業主)iphoneとかで簡単に在庫管理出来るし、今までクレジットカード導入って敷居が高かったけど、コストかからずどんどん出来ちゃう時代。
— 山越めぐみ Megumi Yamakoshi (@Megumi_yama0112) July 6, 2019
スクエアなら大抵通るよ。
RT @usikubiog: @25_8_ @takapon_jp 零細企業だとカード決済の申し込みしても審査が通らない時がございます、わたくしなったことがあります。— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) May 25, 2016
このようにSquareの審査スピードとハードルの低さには定評があります。
(2)入金サイクルが早い
当座のキャッシュに余裕のない個人事業主には、すぐに入金してもらえるのはありがたい。
Squareの入金タイミングは、
- 三井住友銀行とみずほ銀行は翌営業日に入金
- その他銀行は毎週金曜日に入金
また、口座入金時の振込手数料を取られないのも有り難い。
これと同じことができるモバイル決済は、楽天Payと楽天銀行の組み合わせだけです。
(3)導入費用が安い
初期費用としては、Square Terminalの本体価格(税込46,980円)のみです。
導入後にカード取引が成立した場合は、決済手数料が掛かります。(取引成立した金額に対して3.25~3.95%)
月額利用料や振込手数料、解約手数料は一切掛かりませんので、大きな売上が見込めない個人事業店や期間限定ショップも安心して使えると思います。
(4)スタッフの管理機能が付いている
スタッフ管理機能を使えば、スタッフの出退勤を記録することができます。休憩時間はタッチスクリーンをタップするだけで記録されます。
(5)オンライン取引にも対応している
専門的な知識がなくても誰でもオンラインビジネスを始めることができます。店舗ではSquare Terminal 、ネットショップではオンラインビジネスを使えば、リアルとネットの両方で販売、商品管理、顧客管理ができるようになります。
”特産品がコロナで売れずピンチです”という海産物とかのネット通販がクレカ非対応で代引きにしてくれというのが多い気がしますね。
コロナの影響で、対面での配達物受け取りが激減したことで、代引き決済の課題が見えてきた🤔
楽天西友ネットスーパーは代引決済を中止に pic.twitter.com/16KyVwVSI0
— 中本 康太郎 / D2C×SaaS企業のエンジニア (@koochablend) May 28, 2020
2.Square Terminal製品レビュー
Square Terminalが一台あれば、プリンタやiPhone/iPadを用意する必要がありません。本機を紹介します。
Squareに新たな決済端末「Square Terminal」が仲間入り🆕🎉
特徴は以下の通り✍️
❶キャッシュレス決済・レシート印刷が一台で完結☝️
❷タブレットなどは必要ナシ
❸ラクラク持ち運べる無線式🙆♀️
❹固定費なし、売上額は最短翌営業日入金👏詳しくはコチラ▶︎ https://t.co/6dTjG4lgn2 pic.twitter.com/JcPe5ejNKd
— Square Japan (@SquareJapan) March 16, 2021
タッチスクリーンとレシートプリンターが搭載されています。また、コードレスのため、混雑時には席まで持ち運んでの決済も可能。
本業で決済端末の製品比較をするのですが、世界シェアNo1のingenico製端末やVerifone製端末と比較してもタッチスクリーンの感度が良いですね。
本体価格は46,980円(税込)と、他社製品と比較してもお求めやすい価格になります。
3.Square で注意が必要な点
もともと海外製のサービスなので、日本の商慣例に合わない点や手取り足取りサポートしてくれないので、そのあたりの認識のズレが原因でトラブルが起こっているようです。
(1)取引停止に関する評判
Twitterでの口コミを見てみると、審査に通った後でアカウント停止=取引停止になった事例が複数報告されています。
Squareで自前のカードを使って決済する自店決済をやるとどうなるかといいますと、利用規約違反でアカウント停止を食らいます。
動作確認目的でなにげなくやったら突然アカウント停止されたりするので注意です。 https://t.co/kRgr4BdYFY— ひでシス🖤ᕱ⑅ᕱ🎀 (@hidesys) May 8, 2021
Squareでは、事前の審査が簡単な分、不正な取引がないかを継続的に監視しています。気付かぬうちに禁止事項に触れてしまうことがあるようです。
- 自分のクレジットカードで自店舗の決済をしてしまう。(自店決済)
- 高額取引が通るか確認するため、売上と取消を繰り返す。
1発でアカウント停止になるのかどうかはわかりませんが、Squareの規約違反にあたる行為なので、事前にチェックしてください。
<https://squareup.com/jp/ja/legal/general/ua>
(2)PayPayなどのQRコード決済に対応していない
残念なのがQRコード対応していないことです。
通常QRコード決済対応する場合は、バーコードを読み取る機器から購入しないといけませんが、PayPayなどはお客様のスマホ側で読み取るQRコードのボードさえ用意すれば利用可能です。割り切れば、新たな設備投資は不要です。
(3)決済手数料が高い
別にSquareに限った話ではありませんが、手数料が少々高い。
Visa、Mastercard、American Express、Diners Club、Discover、各種交通系 IC は 3.25%、QUICPay と iD は 3.75%、 JCB は 3.95% の決済手数料がかかります。
(4)トレーニングモードがない
端末の機能にトレーニングモードが無いので、オペレーション訓練するときには実際のカードを使って売上→取消を実行するしかありません。
(5)一括払いしかできない
フリマ出店や個人事業主レベルならそんなにデメリットでは無いと思いますが、扱う商材によっては分割やボーナス払いが使えないのはデメリットかもしれません。
4.Square導入までの流れ
Squareは、申込みから店舗への設置までに以下のプロセスがあります。
(1)Squareアカウント登録&申し込み(事前審査)
(2)Square Terminalが届く
(3)銀行口座の認証が完了する
順調に行けば、(1)~(3)は4~5営業日で終わります。
とにかく審査が早いため、同様のサービスを展開する楽天Pay(13~15営業日)、Airペイ(15~17営業日)と比較すると圧倒的にスピードが違います。
手続きに関しては、以下のサイトが大変分かりやすいので、そちらを参考にしてみてください。
<https://n10shop.com/post-53373/>
また、Square Terminal は、起動や設定を行うのに必要なバッテリーが充電された状態でお手元に届きます。電源を入れ、 インターネットに接続し、お持ちの Square アカウントにログインをすれば、すぐにキャッシュレス決済を受け付 けられます。レシート用紙のセットも簡単にできるので、早ければ数分で使えるようになります。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか? 意外と簡単に導入できそうな気がしませんか?
Square Terminalの導入メリットとしては、
(1)審査が早く、すぐに導入できる
(2)入金サイクルが早い
(3)導入費用が安い
逆に注意が必要な点は、
(1)取引停止に注意
(2)QRコード決済に対応していない
(3)決済手数料が高い
となります。
とにかく審査が早いので、個人でお店を始める方や一時的にフリマや物産展に出店する方にとってはとてもお手軽だと思います。
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