私はシステム開発会社に所属しており、長年クレジット決済システム開発に携わっています。
開発メンバも多国籍化しており、インド人、タイ人、中国人、アメリカ人、フランス人と沢山のエンジニアが在籍しています。
外国人は日本のクレジットカードが作れないと困っていたので、少し調べてみましたが、外国人でも楽天カードが審査に通りやすいことが分かりました。
実際に彼らに楽天カードを勧めたところ、大半のメンバが審査に通ったので本記事でわかりやすく解説したいと思います。
1.海外の方でも楽天カードの審査は通りやすい
確かに外国人に対するクレジットカード発行の審査は厳しいですが、一般カードや流通系のカードは比較的審査が甘いことが知られています。
日本よりも海外の方がクレジットカード利用が浸透していますが、日本は長い間キャッシュによる取引が主流でした。
クレジットカードが使えるお店を増やすため、地道に店舗ごとに加盟店開拓していくカード会社の存在が当たり前になり、そのうちお店側でも資格を取ったうえで自社カードを発行する形態が増えてきました。これが流通系カードと呼ばれます。
流通系カードの中でも特に楽天カードが通りやすいのには以下の理由があります。
(1)審査時間が短いから
楽天カードの審査時間は非常に短く、最短で10分で審査が完了します。
審査時間が短いというのは、審査時間が長いカードと比べて審査される項目が少ないからです。
審査を行われる項目が少ないという箏は、チェックされるポイントが少ないと言えるので、審査が甘いと判断できるのです。
審査が厳しいカードの場合、審査完了までかなり時間がかかってしまうので、すぐにクレジットカードを利用したい人にも最適です。
(2)楽天グループ内でカードを使ってほしいから
楽天グループには様々な業態のサービスがあり、オンラインショップの楽天市場、旅行サイトの楽天トラベル、ネット銀行の楽天銀行、モバイルキャリアの楽天モバイル等、ほぼ生活に必要なサービスを傘下に収めています。
楽天カードを使って楽天グループのサービスを利用して欲しいので、楽天カードの申込みで数千円相当のポイントがもらえるキャンペーンをしています。このポイントも楽天グループのサービスを利用するときに使え、1ポイント=1円で使うことができます。
楽天にはいろんなポイントキャンペーンに取り組んでいて、以前の記事を紹介します。
3.楽天カードの申込みに必要なもの
楽天カードの申込みはPC・スマホからでも可能です。事前に必要な書類を用意してから申し込むようにしてください。
(1)必要書類
カード申込時に必ず求められる書類になります。オンライン申込みでは書類から必要項目を埋めるだけですが、不備があると審査に通らなくなってしまうので注意ください。
①本人確認書類
住所が登録された有効期限内の在留カード、特別永住者証明書
※本人確認書類に記載されている名前をそのままカード申込フォームに入力しましょう。カード名義と本人確認書類が異なる場合、審査に通れない可能性があります。
②本人名義のキャッシュカードまたは通帳
日本の銀行の口座番号や支店番号などの情報が記載されているキャッシュカードまたは通帳を用意しておきましょう。(日本の滞在が半年を超えると普通口座が開設できるようになります)
③すぐ確認可能なメールアドレス(楽天会員ではない外国人のみ)
YahooやGmailなど、本人がすぐ確認できるメールアドレスが必要になります。
④本人に連絡できる電話番号
外国人や留学生が楽天カードを申し込む際に、本人に連絡できる電話番号を入力する必要があります。
(2)追加書類
こちらは請求されることが滅多にありませんが、必要に応じて提示できるようにしておきましょう。
- 源泉徴収票
- 給与明細書
- 特別徴収税額通知書
- 課税(非課税)証明書
給与明細書、源泉徴収票、特別徴収税額通知書は、勤務先の会社で発行でき、課税(非課税)証明書は、区役所や市役所で発行してくれます。
楽天カードの詳細は以下の公式サイトにあります。
<https://www.rakuten-card.co.jp/campaign/rakuten_card/>
4.楽天カードの審査ポイント
楽天カードの審査にはポイントがいくつかあります。事前にチェックして該当するものがあれば、条件を満たした上で再審査することをおすすめします。
以下に詳細をご紹介します。
(1)安定した収入がある
楽天カードで利用した代金の返済能力があるかどうかを審査されます。安定した収入がある方や、勤務期間が長い方はカードの審査に有利となります。アルバイトをしている外国人留学生は、アルバイトの収入を年収欄に記入することで、カードの審査に通る可能性が高くなります。
(2)在留期間が1年以上
日本の滞在期間が短い外国人や留学生はカードの審査が厳しくなります。特に日本での滞在期間が一年未満の交換留学生や短期留学生は、カード審査に通る確率が低い傾向があります。
(3)前回審査申込みから6ヶ月以上経過している
クレジットカードの審査情報は通常6か月間保存されます。以前、楽天カードの審査に通らなかった外国人や留学生は、6か月以内に再び楽天カードに申込んでも、審査に通らない可能性が高いため、他のクレジットカードに申し込みましょう。
(4)18歳以上である
楽天カードの申込み条件は18歳以上となります。大学生でもアルバイトの方でも問題なく申込みはできますが、高校生の場合は対象外になります。
(5)日本に在住している
楽天カードの申込時には、住所・電話番号などの本人確認先を入力させます。特に日本の住所が必要となるので、現在の日本住所を正確に記入するようにしましょう。
4.楽天カードの審査に通りやすくなるコツ
基本的には「3.楽天カードの審査ポイント」を理解していただければ、意外と簡単にカード審査が通ると思いますが、さらに審査が通りやすくなるポイントがあるので紹介します。
・勤続年数が長ければ長いほど、審査に通過しやすい。
・キャッシング枠を0円で申し込む。
・短期間に複数のカードを申し込まない。(カード審査中の情報もカード会社間で共有される)
・他社のクレジットカードを使用している(延滞や停止された記録があると、審査が通らない可能性あり)
・貯金残高は100万円以上が望ましい。
・虚偽の情報を入力するのは絶対にNG
・自動リボサービスや、リボ払いは申し込まない。
※楽天カード新規入会キャンペーン
5.楽天カードの審査に落ちてしまったら?
カードの審査に落ちてしまったら、原因を分析して条件を満たしてから、再申込みすることになります。
前回申込みから6ヶ月以上経ってから再申込することをおすすめします。
日本の信用機関には、”このひとはきちんと返済ができているのか?”といった信用情報を保管しており、各カード会社と共有する仕組みがあります。多額の借金を抱えていたり、返済が遅延すると個人の信用情報に傷が付くことになり、カード審査が通りにくくなります。
カード審査に落ちた方で、特に理由が思い当たらない場合は以下を参考ください。
(1)銀行または銀行以外のローンがあり、返済遅延
銀行またはクレジットカード・消費者金融からのローンも返済遅延すると信用情報に傷が付きます。最近では美容ローンやオンライン教育ローンなんかもありますが、そちらもローンと同じ扱いです。基本的にこのようなマイナスの信用情報は全ての機関で共有されてしまうと考えたほうが良いです
(2)スマホ、Wi-Fi端末などを分割払いで購入し、支払い遅延
通話料や通信料については、延滞しても信用情報に影響はありません。
ただし、iPhoneのような高額スマホやWi-Fi端末など、分割払いで購入している場合、支払いが延滞すると信用情報に傷が付きます。
(3)奨学金の返済遅延
意外にも奨学金の返済遅延も信用情報が傷が付く対象となります。ただし、対象が『独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)』の奨学金のみとなります。返済が遅延すると同様に信用情報に傷が付きます。
(4)短期間で複数のクレジットカードの申し込みをしている。
短期間で複数のクレジットカードの申し込みをしている場合、カード会社に不信感を抱かれてしまうケースがあります。短い期間に複数のカードを作ろうとする事はカード会社から見ると、資金に困っている人ではないかという疑いに繋がります。クレジットカードの申し込み履歴はカード会社側で確認ができます。これは知らずにやってしまう可能性があるミスです。
6.まとめ
いろんなクレジットカードの中でも楽天カードが審査に通りやすいと思います。
これまで楽天カードを紹介した外国人は無事に発行できたようです。
定期的にキャンペーンをしており、楽天カード申込みで大量のポイントも貰えるのでこれを期にいろんな楽天サービスを利用するのも良いかと思います。
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