こんばんは、OGTです。
スキルも高くて、クライアントからの評価も高いけども、なぜか社内で評価されない人って多いですよね。
なんで自分が評価されないのか、なぜ社内政治に強いだけの彼が評価されているのか?と不公正感を感じている人が結構多いと思います。
以外とサラリーマンの仕事って数字で現れる結果って少なくて、一個人の結果が売上や利益にどう貢献したのかというのは数字で表すのは非常に難しいです。
もちろん最低限の技術、能力、体力、礼儀といった素養は必要なのですが、サラリーマンを選択した時点でそんなに差は付きません。
では、どこで差は付くのか
努力と評価に相関性はあっても因果関係ではない事例をたくさん見てきたので、過去の経験も踏まえて説明したいと思います。
1. 自分よりも能力の低い人が評価されているのはなぜ
業績評価やボーナス査定が思ってたよりも低い時や同期の◯◯が先に昇進した等、真っ先に思うのが ”なんで俺よりアイツが。。”ですね。年齢関係なく周りと比較してしまうものです。
しかも同じ仕事で、何だったら自分の方が仕事をこなしているのに。。と、評価されないのは上司が悪い、足を引っ張る部下が悪いと周囲に怒りをぶちまけて、負のスパイラルに入ることは多いです。
結論からいうと、評価されないのは”あなたの印象が薄い”それだけです。
2.どうやったら評価があがるのか
クライアントには評判が良くても、上司からの印象が薄ければ意味がありません。上司も四六時中観察している暇は無いので、悪目立ちだろうが印象にさえ残れば評価はしてもらえます。
ネットの記事では、”責任感を持つ”・”スキルを身に付ける”などと当たり障りないこと書いてます。それらは最低限必要だとしても評価を上げることと因果関係は無いです。
これまでの経験から一番労力の少ないテクニックを公開しますので、是非実践してもらえればと思います。
(ⅰ)選択式思考に切り替える。
昔、”ウンコ味のカレーとカレー味のウンコのどっちが好きか?”という究極の選択がありましたが、あれはその質問を設計した人がポイントです。
2つしか選べないっていう質問を設計したから、この二つしか選べないだけであって、本当はカレー味のカレーが選べることに皆気が付きません。
クライアントとの折衝の場ではこういうケースはザラにあり、設問が相手に通った時点で勝負アリというくらい重要なものです。”価格帯が●●の▲▲ と 価格帯が○○の△△” という選択式方式に切り替えることで、思考の自由を奪うことが重要です。
これは、社外でも社内でも通用する重要な考え方です。
(ⅱ)みんなの前で失敗をする。
大事なのは”みんなの前で”という点です。
みんなの前で失敗するには、みんなよりも前に出る必要があります。リスクの高い大プロジェクトや無理難題を言ってくるクライアントなど、失敗の高いものに手を出すのはかなり心理的なハードルがあります。
これは完全に逆で、周りが及び腰になっている仕事ほど手を上げた瞬間に周囲がサポートに回ってくれて、意外とすんなりお願い事を聞いてくれたりします。
逆に失敗するつもりでも、チーム力が上がって成功率が高くなったりします。
みんなプライドが高いので”誰も見てない”失敗を重ねます。これが最悪の失敗です。
愛嬌と若さには勝てません。協力会社に要員調整をかけるときはまず”可愛げがあって、若い子”と伝えます。
(ⅲ)あえてサボる
全部自分で仕事をしようとすると余裕がなくなり、やがて抱え込むようになります。
一人でできる仕事の範囲は増えるけども一人でできる仕事なんてものはたかが知れてます。
部下に仕事を振るときに、仕事全体の構成を理解したうえで振る仕事の範囲とやり方を考えないといけません。
この難しさは30代の時に十分感じたので、あえて即効薬を出すならば”丸投げしてサボる”です。
ちょっと難しいかなと思った仕事でも、意外と試行錯誤してくれるものです。
・部下から何のリアクションもなければ0点
・部下が相談に来てくれたら、50点
・部下が自分なりの案を持って相談に来てくれたら80点
・部下が自力で解決できたら、、あなたはその担当に要りません。
(ⅳ)上司の都合に合わせる
これは良く言われていることですが、上司自身の評価に繋がるような仕事をしないとダメです。
上司にも上司が居て、何かしらの結果を出すように言われています。それをちゃんと理解していますか? 売上を伸ばすことと利益を上げることでは行動指針が大きく変わります。
上司は上司で孤独です。別にゴルフや飲みに付き合わなくていいですが、上司が重視していることを真に理解する部下は貴重です。
(ⅴ)専門性・スキルがある(と思わせる)
これはネタです。
昔、島田紳介さんが専門家と認められるにはニッチを攻めることだと仰ってます。例えば、
”阪神の2軍で●●選手は○○年のドラフトで内角が強いが左膝に故障を抱えとる”
と、ニッチな1人に絞って細かく細く情報を積み重ねると、あたかもプロ野球全体に詳しいように見えると話されてました。
これは結構クライアントの前でも使っていて、調べようが無いまたは調べるのに時間が掛かりすぎるというテーマを絞って、細かく細かく情報を乗せていくようにしています。
ただ、相手の力量を見誤ると悲惨なことになってしまいますので、発動するときは慎重にした方がいいです。
3.これからどうすべきなのか
これまでの経験で評価されるテクニックを挙げてきましたが、これら全て実践したとしても解決できない問題があります。
それは、いまいる場所があなたに最適な場所なのか?という問題です。わたし自身ずーっとこの問いに答えがでていません。
一緒に働いてきた同期や部下がどうしても仕事が合わなくて、転職したらイキイキしだしたとか収入が大幅にあがったという話はよく聞きます。
収入を増やしたいならテック系企業で探せばいいと思うし、子供を喜ばせたいと思えばエンターテイメント系企業で働けばいいと思います。ただ、自分は突き進む覚悟がないだけで、選択しなかっただけと振り返ってます。
逆に辞めてもいいっていう考え方の方が自然かなと思ったりします。もちろん渾身の一撃を打ち込み続けないと転職しても経験が力にはならないので、1生涯1会社よりもスパルタな環境ですけども。
そういう生き方でないと誰の印象にも残らないのかも知れません。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
わたしのシステム開発企業の経験から、会社から評価されるテクニックを紹介しました。
・選択式思考に変える
・みんなの前で失敗をする
・あえてサボる
・上司の都合に合わせる
・専門性がある(ように見せる)
毎晩遅くまで必死に働いて、やっぱり誰からも評価されていないっていうのは本当に辛いと聞きます。どうしてもうまく立ち振る舞えないので、目の前の仕事に没頭して他の選択肢を考える余裕がなくなったりしますが、一度立ち止まってみてはいかがでしょうか?
今回の記事が誰かのお役に立てれば幸いです。
それでは!
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