こんにちは、OGTです。
昨日のブログで毎月のキャッシュフローが惨憺たる状態であることがわかりました。特に支出面においては反省すべき点が多く、電話・電気料金、生命保険、マンション投資、の固定費については見直しを図ろうと思います。
本日は、もう少し体系化して収支を理解するため、収支源泉となる会社給与から控除される税金・社会保険について勉強してみたいと思います。
給与から引かれる税金・保険
給与から差し引かれる科目は以下になります。
科目 | 中分類 | 月平均(万円) | 概要 |
所得税 | ー | 6 | 所得に対する税金。1年間の所得全てに対して所得控除を差し引く。つまり課税所得(所得ー控除)に対して税率を設定。 |
住民税 | ー | 5 | 例外はあるが、一律固定(所得金額に対して10%)。内訳は都道府県税=4%, 市区町村税=6% |
社会保険 | 厚生年金 | 6 | いわゆる年金。会社員は国民年金に上乗せして厚生年金を支払う(企業年金があるところもあり) |
健康保険 | 3 | いわゆる保険証。3割が自己医療負担となる仕組み | |
雇用保険 | 0.2 | いわゆる失業保険。 | |
介護保険 | 0.5 | 40歳以上はなぜか徴収されるようになった。要介護となった時の保険 |
所得税
所得税は、文字通り”所得に対する税”です。
課税所得(= 所得ー控除)に対して累進課税(税率5-45%)が適用されます。所得900万を境に税率10%も増加するので、実はこの収入帯が一番割を食っているのでは無いかと思います。所得税は先払い式と呼ばれており、取りすぎた分は年末調整で還付されます。
-国税局-
また東日本大震災で復興特別所得税という名目で2.1%課税されています。(平成25年からの25年間)おそらくコロナ後の増税は、同じように特別所得税が掛かると見ています。
別件ですが、アメリカのシリコンバレーからたくさん事業家が脱出して、比較的近いテキサス州に転居してます。アメリカでは所得税は連邦政府と州に納付する必要があり、テキサス、フロリダ、ネバダ(ラスベガス)は所得税がゼロです。
住民税
住民税は、基本的に一律10%(都道府県4%/ 市町村6%)となっています。
これも年間所得から算出しますが、後払い式と呼ばれて前年度の総所得に対して掛かります。
基本一律と書きましたが、住民税には税率10%以外に均等割という考え方があり、例えば各市町村区の裁量で税収を決めることができます。追加徴収の考え方ですね。
税金の考え方って面白いですね。中田敦彦さんのYoutube大学でも紹介されていましたが、大村大次郎(著)の『脱税の世界史』という単行本が面白そうです。読んでみたら紹介します。
厚生年金
いわゆる老齢基礎年金が代表ですが、それ以外にも障害基礎年金、遺族基礎年金とセーフティネットとしての機能を有しています。扶養が含まれるのがいいですね。
年金については本当に貰えるのか?という不安が覆っており、政府からも”老後資金として2000万必要”との発表がありました。
良くも悪くも明らかに投資環境は改善され、投資信託手数料が大幅に下がり(行政指導)、Nisa/iDecoなどの節税商品が増えて、自分も資産形成の勉強をしようかと考える人が増えたと思います。
健康保険
いわゆる医療保険で、3割が自己負担の元になる保険です(これまで優遇されていた高齢者も年収で負担割合が変動)。
この医療保険には高額医療制度というのがあり、ひと月で決められた上限額以上かからないという制度があります。ややこしい計算式なので、以下に貼っておきます。
なので、例えば急な手術があった場合でも上限額を超過しません。民間の保険が贅沢品と言われるゆえんです。ここは全く勉強できていなかったので、いままで何に保険に払い続けてきたのか悲しくなりました。
雇用保険
失業保険と労災保険です。これは使ったことがないのです。
他の社会保険が大きいのもありますが、思っていたより雇用保険料は少ないというのが印象です。と、思いましたが、これほとんど会社が払っているのですね。そもそも社会保険については企業側が半分以上負担しているので、サラリーマンは相当優遇されているといえます。
まとめ
基本給から控除される税金・社会保険について調べてみました。
- 税金としては節税という対策もありますが、サラリーマンである以上は節税効果はたかが知れてます。戦略としては、
- ・副業または個人事業主化して収益自体を増やす。
- ・個人事業は、経費(家賃・電話電気など)・控除(小規模企業共済、iDeco、青色申告)で課税所得を最適化する。
- ・個人事業は、社会保険(国民年金、雇用保険)も控除効果
20万以上の収益がある場合は確定申告が必要なので、もう少し上を狙って個人事業化した方が税・社会保険制度をうまく使えそうです。
やはり生き方を考え直さないとダメですね。勉強になりました。
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